
玉里小教区報【2026年10月号】
10月の司祭のことば
ロザリオの月
ロザリオの祈りは救い主イエズス様と聖母マリア様の主な喜び、苦しみ、栄え、光の玄義(=福音書の中に記されているキリストの主な出来事)を黙想しながら、聖母マリアの取り次ぎによって、私たちの救いと世界平和の恵みを求めるための祈りです。
最初のころは、マリア様の主な5つの喜びの黙想だけでした。しだいに、苦しみの玄義と栄えの玄義と光の玄義が加わることによって、ロザリオの祈りが、誕生からはじまって、受難、復活、昇天、聖霊降臨という救い主イエスの神秘の全生涯を包括する黙想の形をとり、それによって、マリア様に対する愛と信心ということから、救い主としてのキリストに対する信仰を深めるための、素朴でだれでも近づきやすい方法の一つとして、愛されるお祈りとなりました。
ロザリオの祈りが10月7日を祝日としている教会暦にさだめられるようになったのは、1571年10月、キリスト教徒が、ロザリオの祈りによってトルコ軍に勝利を得たという記念によります。教皇ピオ5世による教会暦の祝福としての制定が、さらにロザリオの祈りを全教会的なものに高めていくきっかけになりました。
玉里教会主任司祭・泉浩二 神父

