2月の司祭のことば
「国民のための祈り」
以下は米国において大統領就任の際に行われる伝統的な礼拝で、歴史は1933年に遡ります。ドナルド・トランプ新大統領の前で、米国聖公会ワシントン教区のマリアン・バッディ主教が、大変、意味深い説教をされました。
「大統領閣下、最後に懇願させてください。何百万人もの人々があなたを信頼しています。そして、昨日、あなたが国民に語ったように、あなたは愛に満ちた神の摂理を感じておられるはずです。私たちの神の名において、今、恐怖を感じている自国の国民に慈愛を施してくださるよう、お願いいたします。」
「私たちの神は、私たちがよそ者に慈しみを向けるべきであると教えています。なぜなら、かつて私たちは皆、この土地ではよそ者だったからです。神が私たちに、すべての人間の尊厳を尊重し、愛をもって互いに真実を語り、互いに、そして神とともに謙虚に歩む強さと勇気をお与えくださいますように。すべての人々のため、この国と世界のすべての人々のために。アーメン。」(主教のことばを抜粋)