11月の司祭のことば
死者の月(聖徒の交わり)
「主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光を彼らの上に照らし給え。彼らが安らかに憩わんことを。アーメン。」
私たちは生者と死者を問わず万人との連帯関係にあり、その連帯関係は聖徒の交わりを土台としています。「聖徒の交わり」とは、「聖なるものの分かち合い」と「聖なる人々の交わり」という意味を持ち、聖徒たちの交わりが、まさに教会なのです。すべての罪はこの交わりを損なうものです。教会はキリスト教の初期の時代から、死者の記念を深い敬愛の心をもって尊び、死者のための祈願をもささげてきました。死者のための私たちの祈りは、死者を助けるだけでなく、死者が私たちのために執り成すのを有効にすることができるのです。(「カトリック教会のカテキズム」より)
玉里教会主任司祭・泉 浩二神父