12月の司祭のことば
主のご降誕の喜び(内から外へ)
みことばには、私たちには予測できない潜在能力があります。
種は一度蒔かれれば、蒔いた人が眠っていてもひとりでに成長するという話が福音書にはあります(マルコ4・26〜29参照)。
みことばに備わるこの理解を超えた自由を、教会は認めなければなりません。みことばは、独自の方法でまた大概私たちの予想をはるかに超えて、固定観念を覆すさまざまなかたちで成果をもたらすのです。(使徒的勧告『福音の喜び22』)
主のご降誕の喜びを喜びとして生きることにより、みことばがそうであるように、喜びもまたいろいろな方法でその実りを収穫の主が与えてくれます。だからこそ私たちは祈り願い求めることを続けなければならないのです。
「収穫は多いが、働き手が少ない。だから収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」(マタイ9・37~38)
玉里教会主任司祭・泉浩二神父